本日午前中は、地元主催の相続問題講習会のお手伝い。
市内の現役司法書士を講師に招き、制度改正も踏まえて相続登記の実情を聴く。
地元住民約三十名の参加。
この山間部は老齢化が進み、次世代が地元から流失しており、耕作放棄地が増え、田畑山林、宅地などの相続について、先が見えない状況にある。
講習会内容は、相続手続きの概要、遺産分割協議、遺言、相続放棄、国庫帰属制度、相続登記申請の義務化などであった。
説明も分かりやすく、質問も多数出た。
おそらくこの地区には、未相続となってしまっている土地がかなりあるように思われる。
この四月から相続登記の申請が義務化され、それ以前の相続でも相続登記がされていないものも義務化対象で、違反した場合は10万円以下の過料が科されることもある。
講師の司法書士にも、駆け込み申請が来ているとのことだ。
遺産相続をその都度きちんと処理しておかないと非常に面倒なことになる。
安易に相続放棄をすると知らない親族に迷惑をかける場合が多々あるわけだ。
新たな制度で国に帰属っていっても、条件があって簡単ではない。
いろいろ勉強になったが、ますます悩ましい問題だと改めて知れた。
さてさて、どうなるかなあ。
0 件のコメント:
コメントを投稿