2023年8月30日水曜日

0830 適格請求書invoice

 

 10月1日からインボイスが開始とのこと。改めて、この制度について考えてみた。


 インボイスは貿易用語として取引内容が記された文書であり、通関手続き上の最重要書類。なぜか今頃になって、日本では新たな消費税率制度のごとくインボイスなる名称で導入したみたい。

 当時、消費税3%を導入するにあたり、反対者を和らげるため課税売上高3000万円以下の事業者は免税し、消費税3%は国に納めなくてよく、その分収入を得ることができるようにした。

 その後、5%になり、8%、今では10%で、3000万から1000万円以下の事業者が免税となって、消費税分を収入できていた。長年、零細事業者はそれでやりくりし、生活してきたわけだ

 それがここに来て、零細事業からも消費税を取ることにしたようだ。確かに、本来、消費税は全事業者が納める制度だが、今さら本来の姿に戻すと言われても困惑する。


 因みに我が家は水稲のみの零細農家で、自家消費と少々個人販売、残りは農協出荷なので、農協特例を利用して、インボイス登録しなくても問題ない。


 しかし、零細農家でも個人ではなく、飲食店などに販売している場合がある。

 その飲食店は税金対策で、仕入れ分を控除すべく、農家にインボイスを請求するだろう。もし、インボイスが無なければ「他の農家から買うから」とか、「その分、安くして」とか。


 インボイス請求書には国の登録番号記載が必須で、その番号で関連が全て分かってしまう仕組みかな?  なんか、今まで以上に税金の計算が面倒になるような感じ。


 今さらの弱い者イジメみたいで、多くの零細事業は益々収入が減りそう。

 専門家ではないが、さて、どうなるかあ?





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